共通テスト対策<お薦めの問題集>11月に入り、いよいよ共通テストを目指して、本格的に勉強を開始する時期になりました。
お薦めの問題集の紹介を。
共通テスト用の問題集には、4つのタイプがあります。
①全分野を押さえる初めの1冊問題集(勝手に命名)
②共通テスト過去問集
③実戦問題集
④予想問題集(共通テストパック) ①と③は必要だと思いますが、②と④は無くても良いでしょう。
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①全分野をおさえる初めの1冊問題集
共通テスト用に、全分野が、一応押さえられるようになっている問題集。
まず、一通りやるべき。
◎最もお薦め 『短期攻略』 駿台文庫 1000円
「1日1テーマで、1か月で完成!」
この問題集の優れている点は2つ。
・解説が非常に詳しい。解説を読んで、勉強できる。
解説を丁寧に読んで、大切な所にチェックするくらいに。
単元のまとめもある。
・問題が、過去問だけでなく、過去に出ていない項目も
載せられており、穴がない。
高得点を取りたいなら、穴が無いように、
全分野を完璧にすべき。
共通テストまでに、2回~3回通りはやっておきたい。
初めに解いた時に、もう一度やるべきか否かチェック
しておくと良い
◎最もお薦め
『共通テスト 実戦対策問題集』 旺文社 1350円
『短期攻略」よりレベルが高い。
実験・探求活動対策問題が手厚く載せられていて良い。
選ばれている問題も質が高い。
共通テスト模試で、9割ぐらいは得点できている人には
こちらがお薦め。
〇お薦め
『マーク式基礎問題集』 河合出版 950円
レベルは基礎的。
「短期攻略」が難しい。問題が多いと感じる人にはお薦め。
これを終えてから、短期攻略に進んでも良いと思う。
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〇お薦め
『実験・試料の考察問題26』 旺文社 1200円
上の3冊のような全分野を押さえる問題集ではない。
共通テスト特有の問題(実験・考察・データの読み取り・
会話文・身近な現象が題材)の対策。
問題数が26題と少ない。
補助的に使うと良い。
『チェック&演習 』 数研出版 学校指定・非売品
学校で、もうやった人もいるかもしれません。学校でしか買うことが出来ない、
一問一答の要点チェックが付いている。共通テストの問題に慣れるだけ。
これで力がつくとは、言い難い。
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②過去問集
共通テスト・センター試験の問題をそのまま載せた問題集。
色んな出版社から出ている。
はじめに2~3年分やってから、共通テストの勉強を始めた方が良い。
学校でやっている、あるいは、やる予定なら買う必要はない。
共通テスト用の問題集は、ほとんどが共通テストの過去問からできているので、
過去問を見ると、解いたことがあるということになり、重複する。
次に紹介する実戦問題集にも、2~3年分は載せられているので、
私は、買う必要はないと思っているが、不安なら買っても良い。
『共通テスト 過去問レビュー』 河合塾 1210円
共通テスト+センター試験 10年22回分掲載
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③実戦問題集
共通テストを予想して、時間を測り、点数がどれくらい取れるか演習する問題集。
①の初めの1冊問題集が終わったら、力だめしにやるとよい。
実戦問題集は、どれだけ本番の共通テストに近いかが大切で、
難しいのはあまり良いことではない。
その観点で、河合塾とZ会の実戦問題集が近いと思う。
駿台は2次に近く、代ゼミはずれている感がある。
『共通テスト総合問題集』 河合出版 1430円
総合問題集となっているが、実戦問題集。
実戦問題5回分と共通テストの過去問1年分が
載せられている
『大学入試 共通テスト 実戦問題集』 駿台文庫 1485円
予想問題5回分と過去問3年分が載せられている。
過去問で100点が取れる人でも、80点ぐらいしか
得点できないかも。
『共通テスト 実戦模試』 Z会 1320円
オリジナル模試5回分+過去問2年分
『共通テスト 実戦問題集』 代ゼミ
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④予想問題セット
全科目が1セットずつ入っている。1回分の模試と思えばよい。
各出版社から出ている。
気の緩みがちな年末年始に、本番の共通テストと同じ時間割でやると良い。
偏差値などもわかる。
『共通テスト対策問題パック』 河合出版 1485円
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共通テストまでの勉強のスケジュール例
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★★ひとこと★★
●問題集を買うときに、1番大切なことは、自分に合っているかということと、
やる気が湧き出る感じがするかということです。
熱くなる?問題集を選んで。
●どの教科も共通テスト用の問題集を買うとなると、大変ですね。
初めから全部買わないで、勉強の様子を見ながら追加していくと良いでしょう。
●一番悩むのは、いつから共通テストの勉強を開始するべきかということです。
一般的には、11月に入ったら始めるのが良いでしょう。
東大、京大など2次重視の難関大を受ける人は、
11月中・下旬までは(オープン・実戦模試が終わるまでは)粘って2次の勉強を。
医学部志望で、共通テストで高得点をとらねば勝負にならない人は、もうスタートです。
遅くなって、後悔することのないように。
●共通テストの勉強をするときは、必ず教科書を横に置いて、
図やグラフ、実験・観察、探究活動などをしっかり見てください。
はじめの問題集を、どれだけ丁寧にやるかで、得点の伸びが決まります。
共通テストの問題は、教科書の深い理解を問うもので、
原則として、教科書に無いことは出ません。