センター試験のために、一応問題集など1通りすませたころでしょうか。
問題集などには載っていないけど、
出題されたらどうする?という
問題をいくつか紹介します。
きっと、困る人が多いのでは・・・
鉛筆を持って、しっかり解いてみてください。
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[問題] 自転車の発電機
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解答
(1) 右 (2) b (3) 0.2秒 (4) 2.0V
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解説
N極がd→a→b→cと回転するとき、誘導電流の方向を右のコイルに着目して考えると、
●まとめると・・・●
磁石が1回転する間に、ちょうど1回の交流電流が流れます図2のグラフで、t=0秒のとき、抵抗を流れる電流は右向き(正)から左向き(負)に変化しているので、t=0のときは、N極がちょうどbを通過するときです。
(4) 図2より交流電流の最大値は20mAです。
このとき電源電圧はV=RI=0.020×141=2、82[V]
よって電圧の実効値はV/√2=2.0[V]
実効値は、交流の平均値ですから、交流の実効値が直流電圧と同じです。
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ファラデーの電磁誘導の法則と右手コイルを使ってできたでしょうか。
新課程の問題です。
レンツの法則より、磁界の変化を妨げる向きにコイルには電流が流れるのですが、
『
コイルは磁界をつくって妨げることしかできない』
に慣れましょう。
みなさんが使っている自転車のライトの発電のしくみがわかりましたね。
車輪の回転で磁石を回します。実に簡単な仕組みです。
電灯が切れていたら、電流は流れませんが、起電力は発生するので注意。
ナショナルの創設者の松下幸之助氏がこれを開発して、世界のナショナルの基を築いたということも知っていたでしょうか。
黒板で説明すれば、一瞬で終るのに、解説を書くとこんなに長くなってしまいました。
あー、しんどかった。
疑問が残る人は、質問をどうぞ。。。