●2次入試に向けてスタートしよう●共通テストが終りましたね。
大変疲れたでしょう。。。
しっかり休んでくださいと言いたい所なのですが・・・・
『少し休んだら、今日からもう2次入試の勉強をスタートしてください』
と言わねばなりません。
解答速報が、予備校のホームページで公開されています。
自己採点してみて下さい。
今日の夜遅く(午前0時ごろ)、平均点速報が出ます。
もし、あまり得点できていなくても、明日学校等で出す共通テストリサーチの
第一志望の大学を変えてはいけません。
全体の動向を見ないと分からないからです。
ただ、十分得点できなかった人は、1ランク、2ランク下げた大学まで書いておきましょう。
現役生で、物理の2次入試の準備ができていると言える人は皆無だと思います。
これから、2次を突破する力を練り上げていくのです。
どんどん急カーブを描いて伸びます。
前期より中期、中期より後期と物理の力は伸びていくものです。
ですから、スタートが大切。
私大の入試まで、あと3週間、国公立の2次入試まではそこから3週間しかありません。
採点結果が気になるのは、よくわかります。でも・・
出願大学を決定することばかりに気をとられていると出遅れます。
悩みながら、今日2次入試の勉強をスタートさせてください。。。
●2次入試物理の勉強の仕方●
過去問(赤本・青本)ばかりやるのは、やめましょう。
過去問は最も今年の入試に出ない問題です。
20カ年、25カ年の過去問を見ても、同じ問題は、ほぼないはずです。
過去問が役に立つのは、その大学の出題傾向・問題のレベルがわかることです。
たくさんやっても、合格する力はつきません。。
★典型解法を覚えよ
共通テストとは違って、2次入試には教科書は役に立ちません。
まず、典型問題の公式と解法を覚えてください。
頭の中の物理の引き出しを整理して、
問題文を見たとき、
『あの公式を使って、こう解くのだ』とピンとくるように。
1つの分野を、丁寧に仕上げていく勉強は感心しません。
時間が足りなくなります。全分野できないままになってしまいます。
引き出しの整理が目的ですから、ゆっくりでは意味ありません。
今までやった問題集の例題だけを最後まで、2~3週間でやりとげてください。
そのあとは、2次レベル問題を各分野選びながら、1週間で見たらどの分野もやっているように。
そうすると、各分野が練り上げられて、入試に立ち向かえるようになっていきます
難関大を受験する人は、難系などをやっていってください。
★過去問で1週間に一度、力がついてきていることを確認
本当は、今日真っ先にしてほしいのは、赤本や青本(過去問集)で力の点検なのです。
実際問題をやらなくても、問題をみて、読んでみてください。
解けますか?
うわっ!むずかしー。大丈夫だろうか・・・
で普通です。
共通テストの勉強をしている間に、2次力は確実に落ちています。
長い問題に対する忍耐力が落ちています。
敵(?)を知らねば、レベルを知らねば、戦えません。
志望大学を変更する時にも、必ず過去問を1~2年分解いてからにしてください。
大学のレベルを落としたのに、かえって問題が難しくなって、2次で挽回できないということもよくあることです
あと1ヶ月でこれ(入試問題)を解けるようにならねばなりません。
上に書いたような勉強をして行きながら、1週間に2回程度、曜日を決めて、
受験大学の過去問を解いてください。
勉強がレベルにあっていれば、少しずつできるようになるはず。
もし、そんな気がしないのなら、勉強方法を変えねばなりません。
★★ひとこと★★
今、つらい気持ちの人もいるでしょう。
終わったことをくよくよしても、仕方がありません。
入試には、成功と失敗がつきものです。
自分を責めないで、悔しい気持ちを力にして、先で挽回することを考えましょう。
今から、2次へ出発することです。